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医師意見書・鑑定書の費用相場と依頼の流れ——弁護士向けガイド
医師意見書・医療鑑定の費用は、依頼先によって大きな幅があり、事前に見通しを立てにくいのが実情です。本コラムでは、実務上の相場観、費用が変動する要因、そして「着手金+本鑑定」の2段階制がなぜ合理的なのかを解説します。
費用相場の目安
依頼先や事案の複雑さによって幅がありますが、実務上おおむね次のようなレンジが目安になります。
| 依頼内容 | 一般的な価格帯(税抜目安) |
|---|---|
| 画像の再読影・簡易評価 | 数万円〜15万円程度 |
| 記録精査+医学的見解レポート | 10万円〜30万円程度 |
| 訴訟提出用の意見書 | 30万円〜100万円程度 |
| 大学教授クラスへの個別依頼 | 50万円〜、事案により100万円超も |
| 面談・相談(時間制) | 30分 1〜5万円程度 |
※上記は市場の一般的な傾向を整理したものです。事案の難易度・資料量・医師の専門性により変動します。
費用が変動する4つの要因
- 資料の量——診療録が数千頁に及ぶ事案と、画像数枚の事案では精査時間がまったく異なります
- 争点の数と難易度——因果関係・過失・損害それぞれに医学的検討が必要な場合は積み上がります
- 診療科の希少性——小児心臓外科など、対応できる専門医が少ない領域は高くなる傾向
- 納期——期日が迫った特急対応は割増になるのが通例です
「着手金+本鑑定」の2段階制が合理的な理由
意見書の依頼で最も避けたいのは、高額な費用を支払った後に「医学的に主張は難しい」という結論が返ってくることです。
そこで実務的に合理的なのが、まず少額の着手金で「事前スクリーニング(鑑定可否の判断)」を行い、医学的に成立の見込みがある場合にのみ本鑑定へ進む2段階方式です。
- 筋の悪い事案に本鑑定費用を投じずに済む(依頼者への説明もしやすい)
- スクリーニングの結果自体が「受任判断・訴訟方針の材料」になる
- 本鑑定に進む場合も、争点が整理された状態で始まるため品質が安定する
MediCourtではこの方式を全案件で採用しており、事前スクリーニングは交通事故・労災6万円、医療過誤・その他11万円(税抜)。鑑定不適と判断した場合は追加費用なしで打ち切り、その理由の概要をお伝えします。
依頼から納品までの流れ(MediCourtの場合)
- お問い合わせ(申込みフォーム)
- 救急専門医とのZoom面談——初回30分無料。事案の見立てと進め方を整理
- 秘密保持契約・業務委託契約の締結
- 着手金(事前スクリーニング料金)のお支払い
- 資料のご提供(クラウド共有)
- 事前スクリーニング——鑑定可否を判断
- 専門医の選定・本鑑定開始
- 意見書の作成(作成医の署名・経歴・参考文献を明記)
- 納品(PDF)・検収・残額のお支払い
よくある質問
Q. 意見書は誰の名前で作成されますか?
案件に対応した専門医の実名・経歴を意見書本書に明記します。証拠としての信頼性は作成医の顕名性に支えられるためです(依頼者側のご希望による匿名対応の場合は費用面の調整があります)。
Q. 受任前の相談でも費用はかかりますか?
MediCourtでは初回の救急専門医とのZoom面談(30分)は無料です。受任判断の壁打ちにご利用ください。
※本コラムは一般的な情報提供を目的とするものであり、個別事案に対する法的助言・医学的判断ではありません。